実際に使ってみる

まいすた - 書かなくていい日記。生活記録と毎朝届く日記アプリ
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iPhoneにある行った場所・歩数・写真から、AIが毎朝きのうの日記を届ける「まいすた」。作った理由と、こだわったところ。
実際に使ってみる

まいすた - 書かなくていい日記。生活記録と毎朝届く日記アプリ
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2026年10月13日に、iPhoneアプリ「まいすた」がApp Storeに並びました。
まいすたは、日記を書かずに済むアプリです。出かけた先、撮った写真、買ったもの。いつもどおり過ごすだけで記録が積み重なり、朝になると前日の1日が日記の形で届きます。
企画・デザインからアプリ、サーバー、運営まで自分の手で作りました。ここでは、公開にたどり着くまでのことを書きます。
名前のもとは「マイスタンプ」です。訪れた場所ごとにスタンプを押していくように、日々の記録が自分専用の台紙に増えていく。そんな絵を思い浮かべて付けました。最初に作ったアイコンもスタンプの形でした。
日記もライフログも長続きしないのは、書く手間そのものが原因だと考えています。
それなら、書かなくていい日記にすればいい。iPhoneは、どこへ行ったか、何歩歩いたか、何を撮ったかをすでに把握しています。それをまとめてAIに1日分の文章へ仕立ててもらえば、自分で1行も書かないまま日記が残ります。
書き始めたのは9月5日です。公開までおよそ5週間半かかり、その大半にあたる1か月近くは、テスト版を使いながら直し続ける期間でした。
位置情報を扱うアプリは、机に向かっていても確かめようがありません。シミュレーターで位置を動かしても、いちばん大事な「その場所を離れた」という合図が来ないからです。iPhoneを持って外を歩き、残った記録を見て、直す。これを何度も繰り返しました。
起きたことをいくつか挙げます。
通り過ぎただけなのに「滞在9分」
ちょっとした立ち寄りも拾えるように、いる場所の周りに円を置き、そこから出たら滞在として数える仕組みを入れました。はじめは半径100mにしていたため、前を通っただけの店まで記録されました。半径を50mまで狭めて直しました。
滞在が1.5日に1件しか残らない
起動したとき、通信が終わるのを待ってから、位置の知らせを受け取る口をつないでいました。待っているあいだに届いた知らせは、そのまま取りこぼしていたことになります。画面を出すより前に、まず受け口をつなぐ順番に改めました。
毎朝、日記が書き直される
当初は朝8時に全員の日記をまとめて作っていました。ところが歩数などのデータは8時を過ぎてから届くことが多く、作ったあとで材料が変わり、翌朝にまた作り直すことが続きました。今は、前日の記録がそろった人から順に書く形にしています。
テスト版を使ってくださった方からの指摘も、ほぼ毎日直していきました。
位置情報を扱う以上、「GPSの座標はサーバーへ送らない」と最初に決めていました。それなのに途中で点検してみると、自宅と勤務先以外の滞在には座標を付けて送り、保存までしていたことが分かりました。しかも、その座標を使う機能はひとつもありませんでした。
使いもしないものを、約束を破って集めていたわけです。すぐに直しました。今は店の名前をiPhoneの中で調べ、サーバーに送るのは名前と時刻だけです。
開発にはClaude Codeを使いました。iPhoneアプリからサーバー、管理画面、Webサイトまで手が回ったのは、これに支えられたところが大きいです。ただ、何を作るか、どこまでやるか、どこでやめるかは、そのたびに自分で決めました。決めた内容は「決定事項」として書き残してあり、公開の時点で200項目を超えています。
今、Android版に向けた準備を進めています。
最大の壁は、店の名前をどう調べるかです。iPhone版は端末の中の地図機能で店名を調べているので、座標をサーバーへ送らずに済んでいます。Androidには同じ仕組みがありません。外部の地図サービスにその都度問い合わせるやり方もありますが、利用者が増えるほど費用がかさみます。
「座標を送らない」という約束は守ったまま、費用も抑えられる方法を比べて選ぶつもりです。
まいすたはiPhone専用で、はじめの14日間は無料です。毎朝届く日記を、一度読んでみてください。