実際に使ってみる

CharmCam
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CharmCamは美顔処理を核に作り始めた。でも、調整項目を増やすほど完成が遠のいた。まずカメラとして成立させて出すため、加工の入口を閉じた。
実際に使ってみる

CharmCam
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CharmCamは、カメラに詳しくなくても迷わず使える、若い人向けの軽いカメラアプリとして作り始めました。
中心に置いていたのは、撮ったあとに細かく編集するのではなく、シャッターを押す前から自然に整って見えることです。
顔の位置を検出し、肌をなめらかにして、輪郭や目元を少しだけ動かす。カメラの映像へリアルタイムに反映する処理まで作りました。強さを変えるスライダーやプリセットもありました。
動いてはいました。
美顔には、分かりやすい正解がありません。
ある顔で自然に見える強さが、別の顔では急に不自然になる。明るさや角度が変わると、肌と背景の境目が気になる。輪郭を動かすと、顔の外にある髪や背景まで揺れることもあります。
一つ直すたびに別の条件で確かめる必要がありました。項目を増やせば自由度は上がりますが、使う人へ判断を渡すことにもなります。
目指していたのは設定画面の多いカメラではなく、何も考えずに開いて撮れるカメラでした。
そこで、最初の公開版から美顔の入口を外しました。
コードを全部消したわけではありません。顔検出や加工の処理は残しながら、公開版では動かさない。その代わり、まず普通のカメラとして困らないところまで仕上げました。
写真と動画、前後カメラ、タップフォーカス、フラッシュ、タイマー、構図グリッド、ズーム。前後のカメラを同時に写す小窓や、ロック画面とCamera Controlからすぐ撮る入口も入れました。
マニュアル露出やRAWのような専門機能は増やしていません。迷わず撮れることを先に完成させて、CharmCamはApp Storeへ出ました。
美顔を外したことで、CharmCamが完成したとは思っていません。
若い人が標準カメラの代わりに選ぶ理由として、自動で自然に整う機能は今も必要だと思っています。ただ、それを未完成のまま表へ出すより、毎日使うカメラとして成立させるほうを先にしました。
次に美顔を戻すなら、たくさんのスライダーを並べる形にはしたくありません。人や場面に合わせて、アプリ側が自然な強さを選ぶ。使う人は撮りたいものだけを見る。
機能を外すことは、方向を捨てることとは限りません。CharmCamでは、作りたいものを守るために、公開する順番を変えました。