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「チップをリクエスト」で著者にチップの受け取り設定をお願いできます

おきたことを、そのままのこす。 パワハラ・モラハラ・DVなどでつらかったことを、録音・写真・メモで端末の中だけに残せる iPhone アプリ。
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つらい出来事ほど、その場では記録できない。
言われた直後は、手が止まります。相手が目の前にいれば書けないし、一日が終わるころには「もう思い出したくない」になっている。そうして書かないまま数日が過ぎると、今度は自分の記憶のほうが揺らぎ始めます。「気にしすぎだったかもしれない」「あんなに嫌だったのは、こっちの受け取り方の問題かもしれない」。
そして、相談の場でいちばん困るのが「いつ、何があったか」です。
弁護士や公的な窓口に行き着いたとき、聞かれるのは経緯です。ところが手元にあるのは、メモアプリの断片、自分宛てのLINE、日付のわからないスクリーンショット。バラバラに散っていて、時系列に並べ直すことができない。順番に説明できないというだけで、話すこと自体をあきらめてしまう人がいます。
既存の道具では埋まらなかった三つの穴
困りごと既存の手段だとどうなるかすぐ残せない録音アプリを探し、ファイル名を決め、フォルダを選ぶ。その間に相手は話し終わっているあとで並ばないメモ・写真・録音が別々のアプリに散り、時系列にならない端末の外に出てしまう写真もメモも自動でクラウドへ。同じ端末を家族が触ることもある
きろくねが引き受けたのは、この三つだけです。残すときの摩擦をゼロにして、整理はあとから、外に出すかどうかは本人が決める。 判定も、診断も、認定もしません。
「我慢して忘れるしかない」と思っている人が、思っているより多かった。
つらい出来事を相談していいのかどうか、多くの人は最初の段階で判断がつきません。「これはパワハラなのか」「大げさなだけじゃないか」。その判断がつかないあいだ、記録は始まりません。そして判断がついたころには、肝心の出来事は思い出せなくなっています。
だから、判断を待たずに残せる場所が要ると考えました。
名前をつけなくていい。分類しなくていい。相手の名前も、それが何のケースなのかも、あとから足せばいい。ただ日時とともに残っていればいい。「これは記録に値するか」を本人に問わせないことが、このアプリの出発点です。
判定する道具は、作りたくなかった。
つらさを点数化するアプリや、ハラスメント度を診断するサービスを作る道もありました。でもそれは、本人の経験を他人(あるいはAI)の物差しで測り直すことです。「あなたのつらさは軽度です」と言われて救われる人はいません。認定するのは、本人が選んだ相談先です。きろくねの仕事は、そこへ持っていける記録を確実に残すところまで。
そして、記録は本人のものだという前提を崩さない。
こういうアプリは、放っておくと「運営が守ってあげる」設計になりがちです。クラウドに預かって、AIが分析して、レポートを出す。けれど、いちばん人に見られたくない内容を扱う道具が、いちばん多く外に出す作りになっているのは、おかしいと思いました。だから記録は端末の中だけに置いています。アカウント登録も要りません。
ホームの大きなボタンを 1回押すだけで録音が始まります。 ケースも相手の名前も一言メモも、止めたあとに足せばいい。何も選ばなくても、日時つきの「未整理」として確実に保存されます。
録音は、画面をロックしても、アプリを閉じても続きます。 ロック画面と Dynamic Island に「録音中」と経過時間が出続けるので、そこから開かずに止められます。同時に、録っていることが常に目に見える状態でもあります(隠し録音の道具にはしていません)。
記録を三つの層に分けて表示しています。
層中身扱い01 本人が残したこと録音・メモ・写真一次データ。上書きしない02 端末内での文字起こし音声から起こしたテキスト派生データ。自分で直せる03 整理の下書き時系列に並べ替えた案あくまで参考。事実認定ではない
文字起こしを直しても、整理案を消しても、元の音声とメモは無傷のまま残ります。 「後から加工したのでは」と自分でも疑わずに済む形にしておきたかった部分です。
「プライバシーに配慮しています」で終わらせず、送らないものを不変条件として決めています。
NSFileProtectionComplete。端末がロックされているあいだは、アプリ自身も復号できませんアカウントは任意です。作っても、それだけで記録がアップロードされることはありません。
Face ID/端末パスコードでロックでき、アプリを切り替えると中身が隠れます。振り返りの通知に出るのは 「きろくね」という文字と「設定した振り返りの時間です。」だけ で、ケース名も人物名も本文も出しません。
一方で、家庭モードをアイコン偽装のような「隠しアプリ」にはしませんでした。OS の制約で守りきれないものを守れるように見せるのは、誤った安心を作るだけだからです。できることとできないことを、そのまま書いています。
出力の順番を、短い寄り添い → 事実の整理 → 本人が編集できる下書き に固定しています。診断・違法性の評価・相手の人格評価は禁止。クラウドAIは既定で使いません。
きろくねは記録を助ける道具です。診断・被害の認定・法的な判断は行いません。