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気温だけでは分からない「今日、着ぐるみを着て大丈夫か」を予報するWebサービスです。
暑さ指数(WBGT)に着ぐるみ用の補正を加えて、屋外・屋内の活動可否と連続活動時間の目安を5段階で表示します。
公開URL: https://fursuit-weather.223n.tech/
着ぐるみ(ファースーツ)の中は、外気温が25℃でも体感は真夏並みになります。
全身を覆う生地と送風の届かない構造のせいで熱がこもり、本人は自覚しないまま体温が上がっていきます。
それなのに、判断のよりどころは「今日は暑いから気をつけよう」という肌感覚しかありませんでした。天気アプリは気温と降水確率を教えてくれますが、着ぐるみを着た人にとって何分まで動けるのかは教えてくれません。
そこで、気象データから着ぐるみ着用時のリスクを計算し、「あと何分」まで踏み込んで表示するサービスを作りました。
暑さ指数(WBGT)に着ぐるみの着衣補正を加えた値で、次のように判定します。
補正後のWBGT判定連続活動時間の目安
冬向けの低温判定もあります。着ぐるみは低温下でも発熱するため、汗冷えや凍傷、生地の低温劣化に注意が要ります。
このほか、時間別予報、3日先までの日別サマリー、空調のない屋内を想定した冷房要否、洗濯物の乾きやすさと着ぐるみ全身洗いの乾燥時間の目安も表示します。
安全に関わる情報は、環境省の熱中症警戒アラートの発表状況とも突合します。
公式の発表がある地域では、推定値ではなく発表そのものとして帯を出します。
環境省の熱中症予防情報サイトと同じWBGT推定式(小野ら2014)で暑さ指数を計算し、厚生労働省「職場における熱中症予防基本対策要綱」の着衣補正値のうち、フード付き蒸気不透過つなぎ服にあたる +11℃ を加えます。
活動時間の目安は、自治体の着ぐるみ運用マニュアル(1回30分以内、夏季は10〜20分)と、厚生労働省の要綱に基づく休憩の考え方を突き合わせて決めました。しきい値と係数はすべて出典付きで1か所に集約してあり、判定の根拠は公開ドキュメントで追えます。
判定に使う値は、その日・その時間帯で最も厳しいものを採用します。
予報が取れないときは、古い値を表示し続けるのではなく「取得できていない」ことを明示します。
「前回は45分いけたから今日も」という判断を招かないよう、過去の記録を今日の目安を緩める根拠に使わない文言でそろえています。
安全情報を扱うため、アクセシビリティを機能要件として扱っています。
判定は色だけに頼らず、記号(◎○△✕)と文字を必ず併記し、カラーユニバーサルデザインの配色を使います。
低温側の判定には温度計マークを添えて、暑さ側と形でも区別します。
スクリーンリーダー対応も、単に読めることを超えて「正しく読まれるか」まで踏み込みました。たとえば「着ぐるみ」は多くの音声合成が「ちゃくぐるみ」と誤読し、日付の「(水)」は「みず」と読まれます。そこで画面表示はそのままに、読み上げだけを「きぐるみ」「水曜日」へ差し替えています。
現在地から予報を出すとき、座標は取得した直後に小数2桁(約1km)へ丸めます。
丸めた値はブラウザにもURLにも保存しません。
着用記録・持ち物リスト・当日ボードも、すべてその端末の中だけに保存し、サーバーへは送りません。
作っていて効いたのは、文言としきい値の複製箇所を機械検証するテストです。
定数・HTML・ドキュメント・APIの説明に同じ数値が散らばるため、片方だけ直したときにCIが落ちるようにしてあります。
安全に関わる数値の食い違いを、レビューの注意力に頼らずに防げます。
トップページを開くと既定の地点の予報が出ます。
地点は主要都市の選択、都市名・郵便番号での検索、現在地から選べます。
気象APIに接続できない環境でも、?demo=1を付ければ固定のデモデータで画面の動きを確認できます。
イベント主催者からの掲載依頼はGitHubのissueテンプレートで受け付けています。
掲載したイベントは、一覧・カレンダー(.ics)・判定バッジから使えます。
環境省のアラートは現在、当日5時発表分のみを突合しています。
前日17時に出る翌日分の予告にも対応したいと考えています。
なお本サービスの予報は目安です。実際の判断は、現場の体感・実測と、着用者本人の体調を優先してください。